平成29年の2月末ころ、クロネコヤマトのヤマト運輸が「配達時間の見直しをする」という発表がされました。
これまでの配達員の劣悪な労働条件を改善しようと配達時間と配達受付時間が変更になっております。
配達時間変更の背景を交えて変更後の配達時間、配達受付時間の情報、変更度の配達時間では受け取れない時の対処法をまとめてみました。
この記事の目次
クロネコヤマトの配達時間見直しについて
配達時間の改正前、すでにニュースで話題になっていましたが、ヤマト配達員の過酷な労働状況や賃金未払いが問題になっておりました。
現実問題、「アマゾンの当日配達」や「不在の方が多くて何度も再配達」など配達員の負担が増え、帰宅する時間も遅くなり、休憩や昼食もまともにとれない状況でした。
これらのことを問題視してヤマト運輸が配達時間の見直したという背景があります。
新しい配達時間、いつから適用されるのかは以下のようになっております。
配達時間が見直し後の時間帯は?
配達時間の指定時間枠変更は以下のようにになります。
・8時~12時 → 変更無し:8時~12時
・12時~14時 → 変更有り:廃止になります。
・14時~16時 → 変更無し:14時~16時
・16時~18時 → 変更無し:16時~18時
・18時~20時 → 変更無し:18時~20時
・20時~21時 → 変更有り:19時~21時
になります。
午前中の時間帯は変わりませんが、お昼休みの時間帯「12時~14時」は廃止、最終配達時間も短縮されております。
これは、お昼休みの確保、遅い時間までの配達を緩和するという対策が取られております。
配達時間が変更に伴い配達受付時間も変更になっております。
・配達員に再配達依頼受付時間
20時までの受付→19時までに変更
・サービスセンター再配達依頼受付時間
20時までの受付→19時までに変更
・再配達自動受付時間
20時までの受付→18時40分までに変更
・インターネット再配達依頼受付時間
19時40分までの受付→18時40分までに変更
になります。
配達時間と同じように最終配達受付時間が変更になっております。
お昼の時間帯に関しては配達をするわけではないので現状のままとなっております。
配達時間変更はいつから適用されるの?
配達時間帯の指定枠変更の開始時期は、平成29年6月中旬予定です。
再配達受付締め切り時間の変更はすでに、平成29年4月24日より変更になっています。
※平成29年5月現在の情報です。
なぜ配達時間が見直しになったのか
Amazonや楽天などのネット通販の普及で配達荷物の量が増加し、人手不足になっているため配達員の長時間労働で過酷になっていました。
そのおかげで配達員はお昼ごはんも食べれなかったり、指定配達時間に間にあわなくてヤマト利用者に怒られたりしていました。
その劣悪の労働状況改善のため、配達時間の見直しを検討されたということになります。
配達変更時間に受取れない場合の対処法
配達時間変更によって「荷物の受け取りができない」という状況になる人もいると思います。
そういう方は以下の対処をしてみてください。
・普通便であれば、クロネコヤマトで荷物を保管する期限が1週間あるので、その間であればお休みの日にあわせて再配達依頼をする。
・クロネコメンバーズに加入していれば、駅などの宅配ロッカーでの受け取りや、コンビニ受取りサービスなどを依頼をする。
・転送サービス(届け先を変更)を利用する。
・宅配BOXを自宅に設置する。
色々なサービスがありますので、是非利用して下さい。
再配達が有料化になるって噂があるけど
再配達の指定をしているのにも関わらず、時間に配達すると不在が何度も続くなども多いようですので有料化もあり得る事だと思います。
発送料の値上げは決まっているので、今後の状況をしばらく見ていくのではないかと思います。
ですが、状況次第では再配達有料も検討していくのではないかと思います。
クロネコヤマトの配達時間の見直し変更後の配達時間まとめ
- 配達時間の指定時間と、再配達受付締め切り時間の変更になります。
- 配達時間の指定時間が平成29年6月中旬から変更になります。
- 再配達が時間帯変更で受取れない場合も、色々なサービスを利用して荷物が受取れます。
「12時から14時」の時間帯指定を廃止します。また、「20時から21時」の時間帯指定を廃止し、「19時から21時」の時間帯指定になります。
再配達受付締め切り時間の変更が、平成29年4月24日に始まっています。